電気基礎/電気用語

高電圧と低電圧

このページでは
高電圧と低電圧とは何か、
どういった定義か書いています

簡単にですが
電圧とは何かという
基本から書いていますので

そこを飛ばして読みたい方は
下目次の3項からお読みください

1.電圧とは

電圧とは、電気の圧力です。

水にも水圧があるように
電気にも圧があるのです。

電気は目に見えないし、
普通に生活していて
電気の圧力を体感することは
ないでしょう。

あるとすれば、感電です。

水圧が高いと事故が大きく
なるように
高い電圧で感電した方が
人体へのショックは大きいです。

2.直流と交流

直流は電圧の方向が
常に一定です。

直流電圧直流電圧

身近な例だと乾電池です。

交流は時間と共に電圧の大きさ
方向が変化します。

交流電圧交流電圧

身近な例だと
家庭のコンセントの電源です。

余談ですが、
多くの電気製品の内部は
直流で動作しています。

コンセントの交流を
コンバータで直流に
変換しています。

最初からコンセントを直流に
すればよさそうなものですね。

そうしない理由は
交流は電圧値を変換しやすく
送電しやすいからです。

3.低電圧とは

低電圧は

直流なら電圧が
750V以下

交流なら電圧が
600V以下

の電圧範囲になります。

一般家庭や
あなたの身近にある
工場も電気が低電圧を
使っています。

4.高電圧とは

高電圧は

直流なら電圧が
750Vより高く7000V以下、

交流なら電圧が
600Vより高く7000V以下

の電圧範囲になります。

大型店舗や大きな工場で
下写真のような盤を
見たことはないですか?

キュービクル例キュービクル例:日東工業HPより

あれをキュービクルと
いいます。

キュービクルの中で
高電圧である6600Vを
トランスという電気機器で
低電圧に変換して

工場や店舗内で使って
いるのです。

ですので、高電圧は
使うことはありませんが
身近にはあるということですね。

大きな工場にある巨大設備は
高電圧で動作させるものも
多くあります。

余談ですが
キュービクルの中で
6600Vで感電して
死亡しなかった人を知りません。

危険ですので
決してキュービクルは
専門家以外は空けてはいけません。

5.特別高圧

特別高圧とは

7000Vを超える電圧を
いいます。

これぐらいの電圧になると
身近にはありません。

大工場、大型施設で
使い、資格を持つ
専門家が管理します。

6.まとめ

現代は
電気に関わることなく
生活することはできません。

あなたが電気屋さんで
なくても

低電圧と高電圧が何か、
どういったところで
使われていることが
知っていれば

街を歩いて
新たな発見があるのでは
ないでしょうか。

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