トライ&エラーが、物事が上手くなるためには、
必要です。一度失敗すると、失敗を次から
はしなくなります。
しかし、企業で電気制御設計の仕事をする
場合には何度も失敗をしていると、損害を
企業に与えるため、大目には何回も見て
くれません。
失敗事例に学ぶことは、電気制御設計の
仕事で失敗を何回もしないようにするため
には非常に参考になります。
ここでは、電気制御設計 失敗事例2選
についてご紹介しましょう。
電気制御設計の仕事をする場合には、失敗を
何回もしないように、ぜひ参考にしましょう。
失敗事例1
同時にソレノイドの4つを動かす必要があった
ため、シーケンサの一つの出力に負荷を
並列に接続しました。
出力がONになったとたんに、出力カードから
発煙して出力が無くなりました。
失敗した要因は、出力される容量を考えて
いなかったためでした。
プログラムのみの仕事をしており、デジタル
的に考える習慣がある場合には、このような
失敗をすることがあります。
そのため、アナログ的な考え方をマスターする
ことも大切です。
改善法としては、リレーの4接点のものを使って、
それぞれのソレノイドをリレーのa接点で
動かすと問題ありません。
失敗事例2
ヒーターの温度をコントロールする設備で、
配線が終わって、温度を上げたところ、ONに
ヒーター出力がなっているにも関わらず、
全く温度調節計の現在温度の表示値が
上がっていませんでした。
しかし、どんどん実際の温度は上がっていました。
再度、温度センサーの配線をチェックしましたが、
ミスはありませんでした。
機械に取り付けられているはずの温度センサー
が、実際には取り付けされていませんでした。
トラブルが何かあった場合には、慌てて、
電気配線がミスしているのではないか、
プログラムがミスしているのではないか、
などと制御盤を疑ってしまう場合があります。
しかし、冷静に一度なって、要因をまず調べて、
電気と機械、ソフトとハードのそれぞれの
切り分けを順番に進める必要があります。
まとめ
ここでご紹介した失敗事例のように、温度センサー
が機械に単純に取り付けられていないのみ
であったにも関わらず、トラブルは電気系のもの
であると考えてしまあって、時間を無駄に過ごす
場合がよくあります。
トラブルが生じた場合には、先入観や思い込みを
なくして対応することが大切です。
トラブルを解決する場合は、根幹の部分である、
電源はまず接続しているか、などから攻めることがコツです。